現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE04:タイ/カスタマーサービス【郷に入る現採】

タイ人の性格に合わせながらも、要所は抑えて

仕事熱心な日本人がここでは異質

タイ人と仕事をするうえで日本と異なる点は、180度といっていいほど性格が違うのでたくさんあります。まず良くも悪くもタイ人のおしゃべりが多いです。よく毎日顔を合わせてそんなに話すネタがあるなぁと感心していました。おしゃべりに夢中で仕事に集中できないのではないかと思いました(実際ミスは結構多かったですが。。)。また結構忘れっぽいところもあるので、頼んだことは任せきりにせず、1日に数回は話しかけて進捗を確認したりしていました。またいい意味でも悪い意味でも、タイ人のマイペンライ(大丈夫、問題ない)気質やサバイサバイ(心地よい、気持ちよい)気質が仕事にもいかんなく発揮されるので、日本と比べるとややスローでおおらかなところがあります。あと日本人は笑顔が少ないとタイ人によく言われました。どうやら仕事中パソコンに向かって真剣にしかめ面している日本人が多いようで、ここはタイ人とは大きく違う点ですね。しかし、日本と異なる=ダメという意味ではないので誤解しないでください。

 

意外と上下関係には厳しい

逆に日本と似ている点は上下関係がはっきりしているということです。先輩、後輩というよりは、ポジションと年齢です。タイでは年上の人を敬いますので、年下が年上の人を呼ぶときは敬称をつけてピー○○(-さん)と言います。年下から年上に何か仕事を頼むときは、タイ人は結構気をつかいながら話をしています。あと年上のピーが言ったら、間違っていても全部正解になってしまうような感覚もあり、そこも仕事をするうえで注意が必要だと思います。
 

ムリなものはムリ。日本式を押し付けてしまうと辞めてしまうことも

失敗したことは、日本式のスピードで進めてタイ人にストレスをかけすぎてしまったことです。例えば、日系企業は質とスピードを求める傾向にあり、貨物を輸入して配送するまでに無理なスケジュールを組んでいることがあります。しかしタイでは不可抗力な事象(デモや自然災害、むちゃくちゃな理由で税関に止められるなど)もよく起こりますので、思い通りに事が進まないケースがよくあります。それを無理に間に合わせようとタイ人に余分な負荷をかけてしまい、結果スタッフの残業が増え、辞めてしまう人も出てきます。タイではスピード感が日本とは違うという事を認識し、事前に余裕をもってスケジュールを組みなど注意が必要だということを学びました。

 

必須のヨイショ・マネジメント(笑)

また、タイ人はプライドが高いので、みんなの前で注意を受けたりするのを嫌います。また遠慮して、誰かに何かを言うこともあまりしませんので、マネージメントとして指導するときはみんなが見ていない方法だったり、言い方を和らげたりと注意が必要です。
普段から、できるかぎり、何かをお願いする時にチョコレートなど食べ物で釣ったり、洋服や髪型などおしゃれにこだわるタイ人女性には、「今日もかわいいねー♪」と褒めてあげるなど、仕事とは違うところでなるべくコミュニケーションをとったり、持ち上げたり(笑)して、いつ仕事を頼んでも気持ちよく受けてもらえるように心がけていました。

 

タイ人のマイペンライ(問題ない)、信じるべからず

タイ人と仕事をするうえで、コミュニケーションは、結構重要な要素だと思います。進捗を確認しないと頼んでいたことがまったく違う方向に行っていたり、マイペンライ(大丈夫、問題ない)といわれてそれを信じていたら、後で大きな問題になっていたりということもあります。例えば、輸入通関に時間を有したり、最終的に貨物の配送が遅れたりして結果的にお客様に迷惑をかけてしまうこともありました。とにかく、こまめに話しかけて情報を引き出し、困っていたら一緒に解決することが大切です。
海外の支店(輸出側)がタイの特殊な輸入レギュレーション(事前に管轄局へ申請が必要な化学品などの特殊貨物など国際法令)を知らずに輸出してしまったりして問題になることが多かったので、一度通関が止まった事例やルールについては、海外支店とも情報を共有するように努めました。

(A.W)

 

《A.Wさんの就労時の基本情報》
◎就労国・都市:タイ・バンコク
◎業種:国際物流、海上輸送、航空輸送、輸出入、通関など
◎職種:カスタマーサービス、営業、マネージメント
◎氏名:A.W 
◎年齢:20代前半(就労開始時)
◎期間:2006年から約7年
◎結婚:独身

 

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CASE04:タイ/カスタマーサービス【現採の仕事場】

新卒で現採。必要なことは走りながら学ぶ

営業からマネジメントまで幅広い業務

朝8:30から17:30まで就業時間、昼休みは12:00から13:00の1時間でした。日々の残業は1-2時間が多かったですが、多忙期は22時頃まで残業する事もありました。
仕事内容は、営業、カスタマーサービス、マネジメント、見積書作成、輸出入や通関上のレギュレーション調査、海外支店とのコーディネートなどです。部署での直属の上司は日本人で、タイ人の同僚が50名ほどいました。

 

タイ語も英語もビジネス用語は現場で

輸出入の部署にいたので、タイ語、英語、日本語の3カ国語を使って仕事をしていました。タイ人同僚とはタイ語で会話し、会議・Eメール・書類は英語、日本人上司や同僚、日本人顧客、日本の支店とは日本語で話す環境でした。

先述の通り、タイ語は日本の大学で第2外国語として学んでおり、またバンコクに来てすぐにタイ語語学校で勉強していたので、タイ語での会話に支障はありませんでした。仕事上の専門用語は現場で覚えました。またタイ人同僚の説明が分からないときは、絵で書いてもらって理解しながら学びました。

タイに来た当時、英語は日常会話程度しかできなかったのですが、ビジネスメールや書類、電話で必要なビジネス英語は実践で学びました。

 

基本的なビジネスマナーはビジネス書で独学

輸出入、貿易に関する専門的な知識の勉強はもちろんですが、最初の半年は新卒ということもあり、例えばごく基本的なパソコンのワードやエクセル、パワーポイント、ブラインドタッチ、日本人顧客の対応、ビジネス英語・日本語メールなども含め毎日が勉強の連続でした。おそらく日本で就職していたら、新人が先輩について最初の一年かけて学ぶようなことも、空いている時間に自分で本などを活用して勉強する必要がありました。また貿易関係の仕事なので、日本でのルール、タイのルールなど国によってそれぞれ少しずつルールが異なることから、その違いも覚える必要がありました。

 

大事なのは間違いなく伝えるコミュニケーション能力

求められたことは、語学力とコミュニケーション能力。ここでいうコミュニケーション能力は、タイ人と話をして問題点を汲み取る、タイ人スタッフにスムーズに業務を遂行してもらえるよう、分かりやすく伝える能力という意味です。仕事上貨物をオン・タイムで運ぶと言うのが基本なので、早く正確に対応する能力。また困難や問題を対処する能力。そして正しい情報を収集し、判断する能力。だと思います。

(A.W)

 

《A.Wさんの就労時の基本情報》
◎就労国・都市:タイ・バンコク
◎業種:国際物流、海上輸送、航空輸送、輸出入、通関など
◎職種:カスタマーサービス、営業、マネージメント
◎氏名:A.W 
◎年齢:20代前半(就労開始時)
◎期間:2006年から約7年
◎結婚:独身

 

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CASE04:タイ/カスタマーサービス【現採のはじめ方】

タイでの就職活動はスピーディー

派遣会社を通して仕事を紹介してもらう

バンコクでの就職活動はおそらく、日本の就職活動と少し違います。一般的に、フリーペーパーの求人募集を見て応募したり、日系の人材派遣会社へ登録し、企業を紹介してもらうといった方法があります。バンコクには人材派遣会社が多くあります。私はパーソネルコンサルタント、アデコタイランド、サガス、3社の人材派遣会社へ登録しました。

パーソネルコンサルタント
アデコタイランド
サガス


人材派遣会社への登録までの具体的な流れですが、人材派遣会社にアポイントを取って履歴書を持って出向きます(メールで先に履歴書を提出するところもあります)。その後、日本人担当者との面接、タイ語能力確認のためのタイ人との面接などがあり、登録を済ませます。後日電話かメールにて企業の紹介がありました(緊急度が高いので先に電話が来て、メールで詳細が送られてくるパターンが多い)。自分に合っていそうな業務内容で、面接したい場合は人材派遣会社へ面接の希望を伝え、企業と面接の日付をセッティングしてもらい、企業に一人で出向いて面接を受けます。

 

面接ではタイ語をアピール

人事担当、上司になる人や社長、部長が面接官です。私からは自己紹介、語学力(タイ語・英語)や大学で学んだこと、興味がある業務、なぜタイで働きたいと思ったかなどをアピールします。タイで働く理由として、タイ語を活かして日本とタイの架け橋になりたいと大きなことも言っていました(笑)。企業側からは就業における仕事内容や、ポジション、条件、待遇などの話があります。面接後、人材派遣会社から電話で合否の通知をもらいます。早ければ2-3日で連絡が来るのではないでしょうか。また面接は大体1回で終わることが多いです。

 

海外とつながる仕事を希望して国際物流へ

国際物流企業に決めたのは、元々国際貿易の仕組みに興味があったことや海外と繋がる仕事をしたかったので決めました。輸出入や貿易関係の仕事は転職した場合にも有利に働くし、他の国で働く時にも生かせると考えたからです。内定を頂いてから1週間後に仕事を開始しました。バンコクでの就職活動はサクサク話が進むので、やきもきしながら待っている時間が日本と比べると圧倒的に少ないと思います。

待遇についてですが、外資系企業を経たのち、2社目の日系国際物流企業での給与は、手取りで約20万から25万円。就業ビザを近郊の国で取得するための旅費は会社に支払ってもらいました。交通費は自費でしたが、片道百円程度だったので気にしていませんでした。社会保険と健康保険、税金は会社で引き落としになっていました。

 

労働許可証の申請は、会社のサポートですんなりと

タイにおいても外国人は労働許可証(ワークパーミット)が必要です。ワークパーミットを取得するには、就労ビザ(ノンイミグラントBビザ/ビジネスビザ)を取得する必要があります。就労ビザはタイ国外のタイ大使館に出向き取得してからタイへ入国する必要があります。例えばそれまでスタディービザや観光ビザでタイに住んでいて就職が決まった後に、一度タイ近郊の国(マレーシア、シンガポール、ラオスなど)に行き、タイ大使館から就労ビザを発行してもらってからタイへ再入国します。マレーシアのペナン島が比較的問題なく就労ビザを取得できるとその当時は聞いていました。私はペナン島とラオスのビエンチャンのタイ大使館で就労ビザを取得しましたが、まったく問題なかったです。

ここでつまずいたという現地採用の友人も今まで聞いたことがないので、書類さえきちんと揃っていれば問題なく取得できるものと思われます。必要書類はすべて会社で用意してもらいます。こちらで用意するのはパスポートと写真くらいだったのではないでしょうか。申請後の翌日にはビザが取得できたと思います。

その後タイに戻り、労働許可証を労働局に申請しに行きますが、書類なども会社が用意してくれ、また人事の担当者が一緒に付いてきてすべて手配をしてくれました。逆にこの辺をしっかり対応してもらえない(慣れていない)会社に就職するのはリスクもあるかもしれません。いずれにせよ面接時に人事によく確認することが大切です。詳しくは現地で最新の情報をご入手ください。

(A.W)

 

《A.Wさんの就労時の基本情報》
◎就労国・都市:タイ・バンコク
◎業種:国際物流、海上輸送、航空輸送、輸出入、通関など
◎職種:カスタマーサービス、営業、マネージメント
◎氏名:A.W 
◎年齢:20代前半(就労開始時)
◎期間:2006年から約7年
◎結婚:独身

 

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CASE04:タイ/カスタマーサービス【どうして現採?】

大学でタイ語を専攻したことがきっかけで、新卒で現地で働くことを決めたA.Wさん。卒論でタイを扱い、現地語学学校でタイ語を習得するなど、タイに精通したA.Wさんでも、仕事では苦労したそう。それをどのように乗り切ったのか、見ていきましょう。

 

《A.Wさんの就労時の基本情報》
◎就労国・都市:タイ・バンコク
◎業種:国際物流、海上輸送、航空輸送、輸出入、通関など
◎職種:カスタマーサービス、営業、マネージメント
◎氏名:A.W 
◎年齢:20代前半(就労開始時)
◎期間:2006年から約7年
◎結婚:独身

 

なにより大好きな国で働きたかった

きっかけは、大学でタイ語を専攻したこと

2005年春に日本の国際関係の大学を卒業し、4月のソンクラーン(水かけ祭り)の最中にタイ・バンコクへ降りたちました。
タイという国に関わる最初のきっかけとしては、大学で第二外国語としてタイ語を専攻していたことがとても大きかったです。大学では第二外国語として英語以外の外国語を学ぶ必要があり、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシア、中国、韓国、マレー・インドネシア、タイ、ベトナム語などから選択しなければなりませんでした。大学1年生の時はドイツ語を専攻したのですが、ネイティブの先生ではなく会話に力を入れていなかったので、2年生からネイティブの先生が教えている語学を探しました。その後タイ語はタイ人の先生が教えていることがわかり、また蛇のような可愛らしい文字が読めたらなんだかかっこいいなという理由で深く考えずにタイ語を専攻しました。結局大学3年生で第二外国語の単位を取得し終わっていましたが、タイ語学習が楽しくて卒業するまでタイ語の授業に出ていました。
しかし大学の学習だけでタイ語が流暢に話せるようになったわけではありません。タイへ移住する前は英語が日常会話、タイ語は読み書き少し、会話やリスニングはあいさつや自己紹介ができる程度でしたので、本場タイに行ってタイ語をマスターしようと決意しました。
大学ではタイ語だけではなく東南アジアの地域開発の勉強をしていたので、タイを含む東南アジアを中心に、調査と旅行目的でバックパッカーとして休みごとに訪れていました。例えば春休みの2か月のうち、1か月はリゾートホテルで住み込みバイトし、残りの1か月はアジアを旅するといった感じです。

 

今でも忘れられない初タイの空気と香り

初めてタイを訪れたのは大学2年生の春休みで、友人とたった1週間だけのお試し旅行でした。ちょうど大学でタイ語を専攻し始めたばかりで、どのような国か見てみたかったのです。ドンムアン空港に降り立った瞬間のモアッとした生ぬるい空気感とナンプラーのような香りは今でも覚えています。ほわほわした可愛らしいタイ語が飛び交っていました。人の波に押されてしどろもどろになっているところ、旅行会社のタイ人に声をかけられオフィスに連れて行かれ、あれよあれよとパタヤへの1泊ツアーを少々高めに組まされた苦い思い出もあります。
またゲストハウスで盗難にあう話などもガイドブックで読んでいたので、バックパックを肌身離さずに背負って歩きながらアユタヤを観光しました。灼熱の中汗をかきながらバックパックを背負って歩いている私たちに見かねた警察官が笑いながら「パトカーで目的地まで乗せていってあげようか?」と言ってくれましたが、かたくなに拒否しました。今となっては本当におかしいのですが、はじめての個人旅行だったので警戒心があり、力の抜き加減がわからなかったのです。でも初めてのタイは日本にはないカオス感、色彩豊かで自由で刺激的でした。それを機に何度も足を運びました。

 

情報は集められるだけ集める

大学在学中にタイ語を勉強する以外にも、タイで働く日本人について書かれた本を読んだり、既に現地に住んでいる日本人30人程にインタビューをしたりしてバンコク生活の情報を集めました。卒論ではそれを纏めてバンコク日本人社会について書きました。当時は今のようにネットで何でも答えが手に入る時代ではなかったので、現地に行って聞き取り調査する方が現実味があったのです。
その調査の中でバンコクでは日系企業が多く進出しており仕事が探しやすそうだったこと、大学時代にバイトで貯金した資金で1年位はなんとかやっていけそうだったこと、海外に住むことが子供の頃からの夢だったこと、タイ語をマスターしたかったこと、そしてなによりタイが大好きだったことなど様々な理由から大学卒業してすぐにタイに行くことを決意しました。

 

現地の語学学校でタイ語習得後に就活開始

バンコクに移住してすぐに7ヶ月間タイ語語学学校に通いました。結構厳しい学校で、午前中4時間、他の外国人生徒とみっちり勉強し、午後はカフェか図書館で3-6時間かけて宿題と復習をしないと追いつかないレベルでした。その後ポーホック(タイ教育省の外国人用タイ語能力テスト。ポーホックとはタイ人小学校6年生レベルのタイ語力を持つという意味。当時はグレード分けがなく、ニアネイティブレベルも中級レベルもポーホックに受かれば小学校6年生レベル以上のタイ語能力があるとひとくくりにされていました。ネットで見た限り2016年現在ではポーホックがタイ語能力判定試験へ変更になり、内容も異なるようです。詳しくは現地の語学学校に問い合わせるなど最新の情報をご確認ください。)を取得しました。ある程度タイ語がマスターできたなと自信がついてから、日系人材派遣会社にいくつか登録して就職活動をし、外資系企業を経た後、国際物流会社でカスタマーサービス、営業、マネージメントとして6年ほど働きました。

(A.W)

 

《略歴》
2003年:大学2年生の春休みに初めてのタイ
2005年3月:大学卒業
2005年:タイ移住後、現地語学学校へ(7か月間)
2005年-2013年:新卒で就職、一度の転職を経て、現地採用として約8年勤務

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CASE03:ベトナム/営業【現採後の現採】

ベトナムに根を張って暮らしていきたい

気持ちの良い人が多い、それがベトナム

4カ月ベトナムで生活して、今思っていることは、日本に帰る気持ちは全く無くなったということです。当初はホームシックになったりするのではないかと思っていましたが、全くそんな気持ちにはなりません。仕事は日系の会社なので少し忙しい面もありますが、生活はとても充実しています。ベトナムの方々はとても優しく、言葉はあまり通じなくても意思疎通が出来ますし、とても優しいです。いつも行く馴染みのフォー屋のおじさんとおばさんは、困ったことを身振りとベトナム語の翻訳アプリで相談すると、なんでもしてくれます。スマホのSIMの課金が分からない時や、これが欲しいんだと相談すると、バイクに私を乗っけてお店に連れて行ってくれます。毎回手間賃を渡そうとするのですが絶対に受け取りません。なので私はいつもその店で食事しています。とても気持ち良い人が多い。それがベトナムです。

 

将来は結婚し、自分の店を持ちたい

私にはベトナム人の彼女がいます。まだまだ問題は多いですが、いずれ結婚してベトナムで家庭を築きたいと思ってます。ハノイ郊外であれば一軒家が300万円程度で建てられますし、ハノイ市内のタワーマンションでも500万円あれば良い物件があります。自動車はまだまだコンパクトカーでも200万円程度と高価ですが、いずれ欲しいですね。また、兼業が認められているベトナム社会なので、いずれオーナーとして日本関係のレストランかお店を出してみたいです。

 

海外転職を目指すなら、一週間は生活してみること

私はベトナムで充実した生活を送っていますが、全員が全員そんな生活をしているわけではありません。日本に比べたら衛生面でも安全面でも劣悪なベトナム。物価は安いですが、食べ物の鮮度や味付けも日本とは異なり、日本人とは考え方が異なるベトナム人。それでもここでベトナム人として適応した生活を送れる人でなければ、後悔することになるでしょう。ですので、海外就職を目指す方は最低一週間はその国に生活することが大事です。それもホテル生活ではいけません。最低でもゲストハウスレベルの宿舎で生活し、現地の食事・生活を経験して、その国に住みたいと思ってから行くことをおすすめします。

(H.S)

 

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《H.Sさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:ベトナム・ハノイ
業種:運送業
職種:営業
氏名:H.S
年齢:29歳(就労開始時)
期間:2016年6月~就労中(2016年9月時点)
結婚:独身

 

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CASE03:ベトナム/営業【ツアーガイドby現採】

定番を外した外国人に知られていない場所がまだまだ豊富

現地の人に交じって体を動かしてみる

どの国に行っても、男性が好きなお店はありますし、日本人にはまったく馴染みのない遊びがたくさんあります。やっぱりベトナムに来たら体を動かすのはいかがでしょうか。ベトナム人はとても運動が好きで毎朝毎夕運動している人がたくさんいます。その中でも一際目をひくのが、ダーカウです。ダーカウとは、バトミントンほどのコートで足を使って羽を蹴って相手のコートに入れる遊びです。なぜ人気なのかは分かりませんが、朝も夕方もみんな半裸で楽しんでいます。私もやってみましたが、羽は小さくて足に当てるだけでも必死です。蹴るスポーツが人気なのかサッカーやセパタクローも人気です。

 

2016年とっておきの穴場

先月、CoTo島という島に行きました。ハロン湾の東に浮かぶ島で、中国の国境に近く、今年になって外国人の入島が許された島です。ただ、日本人は入島出来ますが中国人は入島出来ないようです。ここはまだまだベトナム人しか訪れない島で、海がとてもきれいで海産物も美味しくて静かな島です。今後絶対有名になる島だと思いますが、まだまだ認知度は低いので、行くなら今がおすすめです。

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CoTo島の海岸

 

外国人の知らない避暑地

またタムダオという避暑地もハノイから2時間ほどで行けます。山の中腹に街があり、夏でも夜になると10度台になります。ここもベトナム人がほとんどで、外国人にはまだまだ馴染みが少ない観光地です。

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タムダオの街の中心地

 

ベトナムから海外へ行くのも有力な選択肢

ベトナム人にとって一番行きたい国は、日本か韓国と言われています。若者は韓国の化粧品やアイドルに憧れているので韓国に行きたい。そして、ほとんどのベトナム人は一度日本に行きたいと思っています。安全でなんでも揃う国というイメージですが、なかなか物価が高くて行けないようです。ですので、まずはタイに行くベトナム人が多いです。バンコクの都会的な雰囲気と買い物を楽しむ人が多いです。また隣国のカンボジアに行く人も多いです。やはり人気なのはアンコールワットですね。そしてあまり他の東南アジアの国には行く傾向が少ないです。また特に北部の人は中国が嫌いなので、香港でも行きたくない人がほとんどです。

(H.S)

 

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《H.Sさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:ベトナム・ハノイ
業種:運送業
職種:営業
氏名:H.S
年齢:29歳(就労開始時)
期間:2016年6月~就労中(2016年9月時点)
結婚:独身

  

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CASE03:ベトナム/営業【現採の家計簿】

出費項目を把握し、無駄なく過ごす

物価が低いため、切り詰めなくても貯金が可能

現在の仕事の給料は月1,500ドルです。日本円だとほぼ15万円です。そこから家賃や生活費を引いても貯金ができるくらいの生活が今出来ています。

 

<家賃・光熱費>
まず、家賃は月額350ドルです。家賃の中には水道代やガス代、テレビの電波費やWiFi費用も含まれています。電気代だけは別で、だいたい50ドルくらい使っています。

 

<食費>

次に食費ですが、朝は毎日フォーを食べるので150円。昼は会社近くの日本食か営業先の工業団地にも日本食のレストランは必ずあるので、それを食べて600円。夜は接待があれば会社持ちで食べれるのですが、無い時はベトナム版のチャーハンを食べて150円。そこに毎日の家飲みビール代(1本60円程度いつも3本くらい飲みます)を足しても、1日1200円程。1カ月3万円程度です。毎昼に日本食を食べてもこの値段です。毎食ベトナム料理なら1日500円以下という驚異的な数字に…。

 

ここまでで700ドル程度使っています。残りは800ドル。

 

<交通費>

交通費も、毎日タクシーを使うのが嫌で会社近くのアパートにしたので、歩いて会社に行き、費用がかかりませんし、土日に買い物に行くときに使う程度で、1回タクシーを使っても1000円しません。ちなみにバスなら35円です。
またバイクを買えば自由に動けます。手頃なのは電動自転車で、スピードは出ませんが免許が必要無いので、とてもお手軽です。1台3万円から5万円程度ですが、毎回タクシーを使うなら買ってもいいかも!

 

<遊興費>

遊興費も、基本的に遊ぶところが少ないので、寝て過ごすか、ちょっとプチ旅行をする程度で、月に2万あれば贅沢に遊べます。カラオケに行っても一人300円程度ですし…。
そして残りの500ドル程度を毎月貯金出来る計算になります。まあ、毎月それよりも使っていますが、基本的な金額は以上です。

 

出張者に依頼し、カード支払い用の日本円を定期的に補充

私はベトナムドンで給料をもらっていて、基本的に外貨両替はしませんが、クレジットカードが日本の口座支払いなので、定期的に日本に円を送金しています。送金といっても出張者に日本円を渡してハンドキャリーで持って行ってもらい、指定口座に振替で入金を依頼しています。ドンから円の両替は銀行でもできますが、宝石屋で行うほうがレートがいいですし、面倒な手続きもいりません。ベトナム的には違法ですが…。

(H.S)

 

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《H.Sさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:ベトナム・ハノイ
業種:運送業
職種:営業
氏名:H.S
年齢:29歳(就労開始時)
期間:2016年6月~就労中(2016年9月時点)
結婚:独身

 

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