現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE03:ベトナム/営業【現採の仕事場】

海外でも日本人に求められるのは日本人としての働き方

残業は、19時から遅くても21時くらいまで

私の会社は8時から17時が就業時間です。月曜日から金曜日がその時間で、土曜日は8時から12時です。そして日曜祝日が休みという流れです。土曜日はほとんど仕事はありません。官公庁は休みですし、日本人の駐在員も各社休みなので、残務処理をするくらいです。ベトナムは祝日がとても少ないです。年間12日程度しかありません。その内半分は旧正月の休みなので、年間6日しか休みが無いような感覚になります。
ベトナム人は基本的に残業しません。する人はよっぽど仕事好きか、仕事ができない人です。ただ、日本人は残業が基本のようなスタンスです。しかし、それも18時か19時には帰らされます。工場から家までは会社の送迎車なので、遅くまで車を待たせられないですし、オフィスもビルの規定で19時以降は退出させられます。ですので、家かカフェで残業する日本人をたくさん見ます。私も19時から21時程度までカフェで残業をして、それから夕飯を食べて帰る日々が多いです。

 

ベトナム人のうっかりをカバーするのも大事な役割

仕事内容としては、日系企業の営業です。既存や新規も含め営業に行き、仕事をもらい現場にも顔を出します。しかし、実務的な事や作業はベトナム人が行うため、橋渡しの役割が多いです。しかし、日本人がしっかり管理しないと、ベトナム人はすぐ忘れたりサボるので楽な仕事ではありません。

 

ベトナム人にとっても英語は第2言語。中学英語で大丈夫

言語は基本的に英語です。中学英語さえ話せれば問題ありません 。私もベトナムに渡る前は中学英語の参考書を買って、文法や単語を復習しました。一度勉強していた事なので、スムーズに頭に入りますし、ベトナムに来てからも1日30分復習をしています。また、実際に使いながら勉強したほうが、英語学習には大事です。ベトナム人も英語はその程度のレベルなので。ベトナム語を覚えたいと思っていますが、発音がとても難しいです。ただ文字はアルファベットなので、読みやすいです。しかしビジネスシーンではあまり使わないので、英語を勉強し、慣れてきたらベトナム語も手を出すくらいがちょうどいいでしょう。

 

日本の当たり前をベトナム人に理解させることは困難

日本人スタッフが求められる事は、日本の社会人としてのマナーです。仕事をまじめに、連絡をきっちり、安全な作業を管理することが求められます。ですので日本人として難しいことはあまりありません。しかしベトナム人にそれを理解させるのはとても大変です。

(H.S)

 

その4【郷に入る現採】に続く>>

 

《H.Sさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:ベトナム・ハノイ
業種:運送業
職種:営業
氏名:H.S
年齢:29歳(就労開始時)
期間:2016年6月~就労中(2016年9月時点)
結婚:独身

 

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