現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE03:ベトナム/営業【郷に入る現採】

ベトナム人の気質を理解し、仕事に生かす

仕事第一より、家族第一

ベトナムで仕事をしてわかったことは、ベトナム人の仕事に対するスタンスが違う事です。日本人は仕事が生き甲斐のような人が多く、仕事が嫌いな人も、その流れに乗るしかないのが現状です。しかしベトナム人は、自分と家族を第一に考えます。家族のためなら仕事も辞めてしまいます。働いてもらう側としては、その点をケアすることがとても大事です。また、お金や家族のためなら簡単に転職するので、給料も能力に合わせて支給し、家族が何かあった時も休ませてあげるくらいの制度が無いと、能力がある人はどんどん辞めていきます。日本の若者がすぐに仕事を辞めてしまう以上に離職率は高いです。ですので会社愛を注入する等はあまり効果が無いと思ったほうが良いです。
また体面をとても気にするので、他の人がいる前で怒ると、逆ギレしたり落ち込んで仕事を辞めてしまう場合もあります。

 

仕事に対する責任感が強く働き者

ただ、日本と同じと感じたところは、まじめという点です。いざ仕事が与えられたら、最後までしっかり遂行します。他の東南アジア諸国に比べたら、まじめさは1位2位を争うと思います。
就業時間が終わっても、自分の仕事が終わるまでは残って仕事をしている人も多いですし、まじめで働き者が多いのが印象です。特に女性はその傾向が強く、責任感がとても強いので、仕事をしていく中では、とても重要な戦力になっていきます。しかし、先にも話したようにプライドがとても高いので、その部分を見誤ると、せっかくの良い人材も逃してしまうかもしれません。

 

働く女性に優しい労働環境

また、女性特有の事ですが、妊娠する女性へのケアは充実しています。産休期間も多くあり、給料も支払われます。また子供がいる家庭の女性は毎日1時間有休が設けられていて、自分の会社では16時に帰っています。ただ、女性の皆さんは休まず働いている方が多いです。なぜなら産休期間も働くと、通常の産休の給料と実際に働いた給料がもらえるため、通常の2倍給料がもらえるため、出産ぎりぎりまで仕事される方が多いです。

(H.S)

 

その5【拝見、現採LIFE- 住居】に続く>>

 

《H.Sさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:ベトナム・ハノイ
業種:運送業
職種:営業
氏名:H.S
年齢:29歳(就労開始時)
期間:2016年6月~就労中(2016年9月時点)
結婚:独身

 

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