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現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE05:フィリピン/営業【郷に入る現採】

◇ フィリピン 04 郷に入る現採

ベストをつくすが、ムリはしない。フィリピン流仕事スタイル

トラブルが日常。フィリピンではお客様も寛容

私は日系企業を担当する営業として採用され、他の営業マンと同じように取引先に顔を出しては、発注書を作ってオーダーをかけるという毎日でした。しかし、うまくいかないことももちろんありました。マニラ港に船がドッキングできないほど混雑しているので、船に抜港(戻ってしまうこと)されることもありますし、荷下しする場所がないので、いつまでも倉庫に荷物が搬送されないというアクシデントも起こりました。日本と異なる点は、そういうアクシデントをある意味「仕方ない」と割り切らねばいけない精神です。良かったことは、取引先のお客様も、それを理解して下さっていて、協力してくれた点です。ローカルスタッフにオーダーを出すときは、なぜ今このタイミングで、この量を発注しなければいけないのかと論理的に説明することでギリギリ間に合えばいいという考えから抜け出せました。

 

フィリピン人はチャレンジ精神にあふれ、合理的

日本と異なる点は、やはりインフラ設備がまだまだ追いついていないので、荷物が到着しても降ろす場所がないという問題もあります。また、道が混雑していて遠くの倉庫へ運ぶのに時間がかかる点です。マニラ港の問題は、製造業や、製造業と取引している企業にとって大打撃です。商習慣の違いですが、フィリピン人の方が新しいことにチャレンジしたがっていると思います。新しい原料を使って生産してみたいなどの提案がありました。しかし、社長など幹部層が日本から来た駐在員の方が日本の古い商習慣に固執しているという点もありました。なんでも担当者のサインが必要で、その担当でなくてもできることを割り振って仕事しないという点がありました。例えば、発注書に必要なサイン。営業部の人間であれば部長でも課長でもどちらでもよく、その顧客の担当者がしなければならないものではありませんでしたが、担当者にこだわるのが日本人です。それに対して、フィリピン人スタッフは「どうして手が空いている人がサインしないの?」と口にしていました。私はこれを当然だと思います。急いでいて、代わりにできる人がいるのなら、そうした方が効率的だからです。

 

仕事は集中、おやつの時間「ミリエンダ」で息抜き

あくまで私が働いていた会社でのことですが、ローカルスタッフは全員少なくとも大卒で、タガログ語やセブアノ語はもちろん、公用語である英語も達者です。そして、日本企業の転職経験がある人が多かったです。仕事に対しては真面目ですが、うまい息の抜き方を知っています。だいたい3時か4時になると「ミリエンダ」という休息時間をとります。スペイン文化が残っているので、昼食を食べた後の軽いシエスタもありました。「ミリエンダ」の時間には、クッキーや小さなパンを食べたりします。職場のキャンティーンで悩みを相談しながらおやつを食べて、定刻まで頑張るのがフィリピン流でした。

(R.N)

 

《R.Nさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:フィリピン・マニラ首都圏マカティシティ
業種:日系化学商社
職種:営業
期間:2012年5月-2014年3月
年齢:26歳(就労開始時)
結婚:独身(女性)

 

その5【拝見、現採LIFE- 住居】に続く >>

 

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