現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE01:シンガポール/オフィスマネージャー【現採の仕事場】

責任ある仕事を任されるのは海外ならでは

備品の調達から法務、財務まで。仕事はオールランド

私のポジションはOffice Managerで、シンガポールに設立された本社の責任者としてインドネシアにいるCEOとシンガポールにいる部下の間に入り、財務、会計、人事、総務、法務などの管理業務をマネジメントすることでした。設立されたばかりの会社で、オフィスには文房具もPCもなく、備品を揃えるところから始め、就業規則の制定、福利厚生、医療・労災保険、勤務時間の管理方法の整備、会計システムの導入、各自の役割分担、新しい人材の面接など、会社が事業活動を行えるよう一から制度や組織を作っていきました。

 

ベンチャーでも働き方は、シンガポール流

ベンチャー企業の立ち上げで激務だと思われますよね?実はまだ商品もできていなかったので、案外暇でした(笑)。就業時間は9時~18時で、土日祝は休みです。昼休憩は60分ですが、業務が立て込んでおらず、時間に余裕があると90分くらいランチへ行くのがシンガポール流だそうです。残業はほとんどありませんでしたが、残業をしても残業代はでませんので皆早く帰ります。ちなみに残業代の有無は会社のポリシーや、会社と個人の契約によります。出張は月一回CEOがいるインドネシアや、COOがいる日本の駐在員事務所へ行くくらいでした。もちろん交通費、日給も支給される就業規則を私が作りました。

 

英会話スクールに通い、実践英語を磨く

仕事は基本的に英語を使います。オフィスにはシンガポール人1人と日本人が2人です。シンガポール人は少し日本語を話すことができましたが、チーム内の齟齬がないよう日本人同士の会話であっても、英語を使うようにしました。私は日本で働いていた頃から海外取引先と仕事をしていたため、英語を使って働くことに大きな抵抗はありませんでしたが、英語で部下を指導するのは初めての経験だったため、シンガポール人を注意をする時にストレートすぎる表現になってしまい(例:You should do ….など)、場の雰囲気が悪くなることもありました。そこで、少し柔らかい表現の習得(例:It would be good if you could do…など)やそれを実際にシミュレーションするために、週一回仕事の後に英会話教室に通いました。あと財務や会計は未経験のため、まず日本語で勉強をし、キーとなる英単語を覚えていきました。

(M. N)

 

《M.Nさんの就労時の基本情報》
就労国/都市:シンガポール
業種:家具の輸出入・販売
職種:オフィスマネージャー
期間:2015年10月-2016年3月
年齢:32歳(就労開始時)
結婚:既婚(就労時)
 

その4【郷に入る現採】に続く>> 

gensaireal.hatenablog.com

 

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