現採十色

体験者たちが語るホントのトコロ

CASE05:フィリピン/営業【現採後の現採】

どうして海外で働くのか考え続け、自身の価値を高める

海外就職の目的は期間限定で経験を積み、語学力をアップさせるため

現地採用として働き、長くその地に住むつもりはもともとありませんでしたので、いわゆる永住を求めて旅立った人と、私の間には決定的な差があるのかもしれません。体力のある今しかできないことや、海外経験を積むこと、英語力を鍛えることを目標にしていたからです。予定ではもう少し長くいるつもりでしたが、持病のアレルギーをきっかけに体調を壊して一時帰国した際に、フィリピンから去ることを決意しました。そして、将来的には英語や海外経験を生かして日本で働こうと思いました。

 

現地で使える語学力を磨けば、選択肢は広がる

私はよく、「現地採用で働くと日本に戻ってきてから使えない」という言われ方をインターネットで見ますが、そんなことはないと思っています。特に観光客が多い場所で働こうとすると、英語などの語学スキルが少しでもあれば、いろいろな職種に応募できますし、面接でも有利です。今時英語だけでは食べていけないということも耳にしますが、その英語すらも話せない日本人の方が多いわけですから、できるに越したことはありません。そう言った意味で、現地採用として働いたことはマイナスでなく確実にプラスだったと思います。
フィリピンの後、まだ海外経験をしたいという思いが残っていたので、今度は「若者が多い」と言われているベトナムに行くことにしました。若くて子供を持ち、家庭を支えながら働く若い女性が多かったです。私はそこで日系の保険会社に勤めましたが、そこは幹部職も現地のベトナム人女性スタッフが8割を超えていました。今は翻訳や、ウェブライターをしています。題材として書くものの中には海外に関することや、外国人向けのものが多くあります。こう言う外国人の視点に立つことは、一度海外で暮らしてみないと分からないと思いました。今後はもっとフリーランスのライター業をメインにして生活していくつもりです。経験をもとに好きなことを仕事にすることを楽しみにしています。

 

目的をはっきりさせれば、辛いことも乗り越えられる

海外就職についてはいい面も悪い面も両方ありますが、何を目的としているのかを、きちんとはっきりさせることが一番大事だと思います。とりあえず、日本から出たいという人には向いていないと思います。その国の文化や習慣、言語で生活するので、やっぱりストレスは少なからずあります。日本のいい面や悪い面も、海外に出て初めて気がつくこともあります。不便なことも多くありますし、日本が恋しくなると思います。そういう時期は誰にでもあります。ですが、その海外で過ごす何年かは、日本で過ごす同じ年月よりもずっと価値あるものになると思います。日本では同年代の人が任されることはないような大きな仕事を任せてもらえることもあります。同時に責任も発生しますが、やりがいはあるでしょう。それに、日本や世界中で自分が関わった仕事が「製品」や「サービス」として目に見えると嬉しい気分になります。そういう経験を積んでみたいという方には是非、一度お勧めします。

(R.N)

 

《R.Nさんの就労時の基本情報》
就労国・都市:フィリピン・マニラ首都圏マカティシティ
業種:日系化学商社
職種:営業
期間:2012年5月-2014年3月
年齢:26歳(就労開始時)
結婚:独身(女性)

 

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